プレイルームがミニ作品展の会場になりました

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プレイルームがミニ作品展の会場になりました

2021年2月26日 第二ワークス・第二デイサービス

   コロナ禍の中、開催が心配された障害者作品展が2月2日から2月7日まで無事に名古屋市博物館で催されました。1年間かけて出品を目標にして制作を続けてこられた方、何年もかけて完成にこぎつけ出品が叶った方、趣味として続けてきた作品の中から選んで出品をされた方と、第二の中でも様々な方がいらっしゃいますが、どの方にとっても作品展が晴れの舞台であることには変わりありません。毎年生活介護からは、希望者を募って博物館まで鑑賞に出かけ、非常にたくさんの方が参加されていました。今年は緊急事態宣言中ということもあり、施設からの見学は見送りましたが、代わりに新しくできたプレイルームを会場とし、第二からの出品者の方の作品を展示してミニ作品展を開催しました。

 作品展で入賞をされた方のコメントと作品をご紹介させていただきます。

「職員からの勧めで初めて出品しました。若いころは野球をやったり、じっとしているのが嫌いで、身体を動かすことが好きでしたが、腰が悪くなってからも、自宅で花や野菜を育てたり、押花や折り紙など楽しみのために作り続けています。第二ワークスに通い始めたために、若い人からも刺激をもらい励みができ、今回受賞をしたことで、また創作意欲がわいてきたので、来年は何を出そうかと、今から考えています。」

第二ワークス 山田俊雄様

「写真が好きで、趣味としてずっとやってきました。一眼レフの技法や新しい方法などは本を読んだり、ネットで調べて挑戦しています。作品展の応募は同じB型の先輩から声をかけてもらったので、初めて出品し、博物館まで見に行きましたが、他の方の作品に刺激を受けて、写真関連の仕事につきたいという夢ができました。来年はまた違うコンセプトのものに挑戦します。」

第二ワークス 日比野雄太様

 

  ミニ作品展は、「部屋の雰囲気がぴったり合い、自分の作品がかっこよく見える。」「たくさんの人に見てもらえて幸せ。」「何度も作品を見に来てしまった」と大好評でした。この展示を見て来年は自分も絶対に出品したいと決意を新たにする方もいらっしゃいました。創作活動を通して、好きなことをできる楽しみ、完成まで頑張った達成感や、誰かに楽しんでもらう実感、すごいねと言ってもらえる喜びが、豊かな人生につながっていることを目の当たりにしました。