利用者生産会議でカイゼン進行中!

  1.   >  
  2.   >  利用者生産会議でカイゼン進行中!

利用者生産会議でカイゼン進行中!

2021年2月5日 第二ワークス・第二デイサービス

利用者生産会議でカイゼン進行中!

 名身連第二ワークス就労継続支援B型では、今年度より「利用者生産会議」を定期的に開催しています。この会議では利用者さんが印刷作業グループと軽作業グループに分かれ、それぞれのグループで売上報告や仕事の受注・進捗状況の確認といった生産に関する情報を共有したり、より良い作業環境にしていくための意見交換を行っています。

 利用者の皆さんに主体的に生産面について考えていただくことで、日々の作業に対する意識や意欲の向上につなげていくことを目的としています。

 今回はそんな生産会議を通じてどんな変化があったかを少しご紹介します!

 

☆印刷グループの利用者さんからの「今どんな作業が入っていて、進捗はどれくらいなのか、納期はいつなのかをみんながわかるようにしたら良いのでは。」という意見から、受注案件進捗状況表を作成し、作業場内の誰もが見えるところに掲示することで、作業状況が見えるようになりました。(※ちなみに、受注案件進捗状況表も利用者さんにパソコンで作成してもらっています。)

受注案件進捗状況表

 

☆印刷作業にかかる用紙代や印刷代といったコストを作業場内の目につく色々な場所に貼って、原価を意識してもらうようにしました。これ以降、利用者さんから作業中に「この紙ムダにしたら〇〇円の損だよ」といった声が聞かれるようになり、お金の意識を持ってもらえるようになりました。

原価表

 

☆これは現在進行中ですが、定期刊行物の発送作業に関する手順書づくりを印刷チームでグループワーク形式で取り組んでいます。自分たちで改めて発送作業の流れを振り返って考えてもらうことで主体的に作業に携わっていただくことを目的としています。新しい利用者さんにとっては作業を覚える機会に、すでに経験豊富な利用者さんにとっては再確認の機会になっています。

手順書づくりの様子(真剣な表情の利用者さん)  手順書づくりの様子(利用者さん同士で考えながら取り組んでいます)

 

☆軽作業グループは作業で使用する道具が多いことから、皆で話し合い工具管理表や納品専用コンテナ表を作成し、道具の管理をしやすくしました。作業場もスッキリ整理され、作業効率もアップしました。

コンテナボックスを使い、整理整頓されスッキリ

 

 これからも会議での色々な声を聴きながら、利用者さんと一緒により良い作業環境づくりを目指していきます!