第一、第二合同で、海岸清掃に参加しました。

第二ワークス・第二デイサービス「海岸清掃　事前学習会」

名身連では、2012年より行われている㈱トヨタコミュニケーションシステム（TCS）様の海岸清掃活動にご招待をいただき、2014年よりパソコンリユースの仕事で直接関わりのある第一ＷＤの利用者さんが、継続して参加させていただいてきました。今年度は法人全体として、社会をよくする活動に取り組むというテーマの一環として、第二ＷＤの利用者の方にも参加させていただきたいという希望を叶えていただけることになりました。

それにあたってぜひTCS様の社会貢献活動について教えていただきたいと、総務･人事部の加藤雅宏主幹をお招きして、第一ＷＤ、第二ＷＤそれぞれで学習会を開催しました。TCS様の行っているパソコン寄贈プログラムを通して、名身連へパソコンを贈ってくださっている事や、それ以外の社会貢献活動として、従業員とご家族の参加により海岸清掃を一年に２回、春と秋に行っていらっしゃることをお聞きして、来る１１月１０日の海岸清掃に向けて参加予定者の方の期待も膨らんできました。

１０月２２日（月）第二B型作業室にて

利用者の方の声「TCSさんがどんな仕事をする会社かを知ることが出来た」「岩場や足元が悪いところでごみ拾いをするのかと心配していたが、そうではないことがわかって安心した。」「普段やっている電線のリサイクルの仕事もエコ活動に繋がると思っているので、環境を意識して取り組みたい」

第一ワークス・第一デイサービス

　１１月１０日（土）海岸清掃当日

　天気予報では雨が降るかもということで心配していましたが、当日は一転天気に恵まれ清掃日和となりました。午前中はTCS様のご好意によりみかん狩りに参加させていただきました。平地の会場へ案内していただけたので車いすの利用者の方も安全にみかん狩りを楽しむことができました。たくさん食べてお土産もいただけて大満足です。午後からは本来の目的である海岸清掃です。TCS様とその関係会社の従業員とそのご家族、会場の海陽ヨットハーバーの職員と利用者、地域の皆さまと名身連利用者と職員の総勢３００名が参加する大規模な清掃活動です。名身連利用者２名とTCSの従業員の方１名の３名でグループを組み清掃を行います。利用者の方は自分の障害を説明し必要なフォローをTCSの従業員の方へ伝えました。ある利用者は片麻痺のため利き手でゴミを広い社員の方がゴミを入れやすいようにゴミ袋を広げて下さるということでゴミを拾いました。少し風が強かったためゴミをゴミ袋へ入れるのに苦労しましたがTCSの従業員の方のフォローのおかげで効率よく拾うことができました。今年は台風が多かった影響だそうですが、ゴミが広範囲に広がり、発泡スチロールが細かく砕けているものが多くありました。

　利用者の方は、清掃活動の本来の目的や意義を事前に勉強していただいたこともあってとても熱心に清掃を行ってくださいました。また、普段関りのない社員の方と会話をしながら活動することはとても楽しいとたくさんの方がおっしゃってみえました。来年も機会があるのであれば参加させてもらいたいと皆さんが思っていらっしゃいます。社会をよくする活動に参加することで社会とつながる経験をしていただき清清しい、楽しい、うれしい、また参加したいと思っていただける活動を海岸清掃だけでなく広げていかなければと職員一同感じております。TCSの皆さま本当にありがとうございました。

利用者の方の声「社員の方とパソコンの話しができて良かった。」「皆さんと清掃ができて楽しかった。」「社員の方と話しができるのは失語症のある自分にとっては訓練にもなってありがたい。」「今度も機会があるなら参加したい。」