学んで気づいて ~同行援護従業者養成研修一般課程を開催しました~

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学んで気づいて ~同行援護従業者養成研修一般課程を開催しました~

2018年2月8日 ヘルパーセンター

 名身連ヘルパーセンターでは1月27日(土)、28日(日)、2月3日(土)の三日間にわたり、
平成29年度第2回同行援護従業者養成研修(一般課程)を開催しました。
今回は17名の方がご参加くださいました。外出訓練では、名古屋市交通局にご協力いただいて
バスや地下鉄の乗降や改札通過の練習を行い、買い物支援の実技では、バロー野並店さんに
店舗の使用をご快諾いただきました。いずれもまことにありがとうございました。
 名身連の研修会には、視覚に障害のある方の支援をするのが全く初めてという方から、名身連で
日々活動されているベテランのヘルパーさんまで、いろいろな立場の方が参加されます。
全員一緒に教室で講義を受けたり、ペアを組んで外出訓練をしたりするのですが、思いはさまざま。
「情報提供や障害者に合わせる技術など大変難しいと思った。責任の重さを感じた」
「ガイドヘルパーとして長年活動しているが、初心に戻り、再認識できた」
「これからの支援に活かしたい」といった感想をいただきました。
特に初めての方は、ベテランのヘルパーさんと組んでいただくのですが、外出先のいろいろな場面で
先輩からの具体的なアドバイスがあったことがとても有益だったようです。現役の技術に感嘆し、
本気でヘルパーとして働きたい気持ちになったという方もいらっしゃいました。(実は、実習に
ついて行った職員もベテランヘルパーさんたちの見事なガイドぶりに感動しておりました)。

   
 この研修では、「視覚に障害のある人の気持ちになる」ことも大切なポイントです。外出の際は
アイマスクをかけた利用者役とヘルパー役に分かれますので、視覚情報のない状態で外を歩く怖さと、
ヘルパーを信頼してすべて委ねる感覚を十二分に知ることになります。
外出訓練の合間にアイマスクをかけてお弁当を食べる体験もしていただきましたが、味がしない、
食べる気がしない、という声が上がりました。たくさんの気づきがあったようです。こうした
私どものカリキュラムが、利用者さんの気持ちに寄り添うきっかけになればと願っております。
 名身連ヘルパーセンターでは、今後も皆さまが自信をもって視覚に障害のある人の支援に
あたれるような質の高い研修を企画して参ります。3月には応用課程の研修も予定しております。
技術の研鑽をお考えの方は、どうぞ参加をご検討ください。