TEL (052)682-0878
ふりがなをつける第二ワークスでは軽作業で利用者・職員の間では「電線まん」という名称で親しまれている作業をしています。
こちらは工事現場や皆さんの家庭から出た電気工事の廃材や電化製品の電線部分を回収して、銅線だけを取り出し納品をする仕事です。
最初は長い電線の状態で業者から受け取り、ケーブルカッターなどでカットをし、機械やカッターを使って銅線を取り出すというなかなか力がいる作業です。
利用者さんもいろいろな担当に分かれて作業を取り組んでいます。
業者さんによっては廃材や家電製品は国内で銅線を取り出すことなく、海外へ運び、燃やして銅線をとる作業をしているところが多いそうです。
何故、国内でしないのか?それは燃やすときにダイオキシンが発生し、とても環境に悪いことなので国内では禁止をされているからです。
私たちがしている仕事は銅線を剥くための手間はかかりますが、環境を考えると、素晴らしい仕事をしていると誇りを持っています。
電線業者さんも社会貢献を考え、何件か私たちのような障害施設にお仕事を依頼されています。
皆さんの周りで必要ではない家電製品のコードなどありましたら是非お声をかけていただけたら幸いです。
またお知り合いの電気工事会社さんや解体業者さんなどいらっしゃいましたらご紹介していただけたらと思います。
何かご不明な点などございましたらお気軽に職員までお問い合わせください。
社会環境を考えた福祉の仕事を目指してこれからも取り組んでいきたいです。
作業前 作業後
長い電線がそのまま入っています カットして皮むきをした銅線です
利用者二人ペアでカットをしています 片方に麻痺がある方も取り組んでいます
ペンチを使い中の銅線をひっぱっています 機械に通し、皮に切れ目をいれています