TEL (052)682-0878
ふりがなをつける第58回を迎えた名古屋市障害者作品展示会は、会場を市民ギャラリー矢田に移して開催されました。今回も342点もの出品があり、応募作を全て展示する公募展としては、全国的に見ても大規模で長い歴史を誇ります。様々な作品が展示された会場には、連日たくさんの方たちが訪れました。施設単位で来場される皆さまも増え、コロナ前の活気が戻ってきました。
平成30年度より名古屋市との共催事業の横出しとして、法人独自のサテライト企画を実施してきました。その企画のひとつとして、作品展会期中に「アートにふれて楽しもう」という展示を行いました。初めての取り組みとして、もっと誰もがいろいろな方法で鑑賞できるよう、「さわる」ことに主眼をおく展示を企画したものです。
同じく、アートへのアクセスのバリアフリーを実現する「バーチャル作品展」も6回目を迎えます。今回も作品展に出品された方のうち、公開に同意いただいた方の作品を、展示した状態でパノラマ撮影して公開しました。マウスなどで操作すると、まるで会場を歩くように作品を見て回ることができ、会場の雰囲気もそのまま味わうことができます。また作品を1点ずつ撮影し、目録から見にいけるギャラリー機能も設けてあります。これにより、好みの作品を高画質でじっくり鑑賞することができます。文化芸術活動を通じて障害のある人の社会参加を推進し、たくさんの方に関心をもっていただけるよう、今後も取り組みを続けます。
作品展サテライト企画は、愛知県共同募金会様と、名身連の賛助会員の皆様の御支援のもと運営しています。
この場を借りて、御礼申し上げます。
社会福祉法人 名古屋市身体障害者福祉連合会