令和2年6月4日 各種団体 様 交通局電車部駅務課 名古屋市営地下鉄駅のホームにおける乗車位置を示す警告ブロック配列に関するお知らせ 日頃より、名古屋市営の市バス・地下鉄をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。 名古屋市営の地下鉄駅では、桜通線、東山線に可動式ホーム柵を整備し、現在、名城線・名港線において、可動式ホーム柵の整備を令和2年度の完了を目指し、進めており、 鶴舞線は、令和8年度のアジア競技大会までに整備できるよう、令和2年度より測量を行うこととしております。 可動式ホーム柵を整備した東山線や桜通線の地下鉄駅では、列車の乗車口の位置を示すための警告ブロックの整備をバリアフリー整備ガイドラインの敷設例を参考に二列に敷設し、 更に従前から乗車位置を示すための警告ブロックもそのまま残しております。(別図1)   交通局では、令和元年度より市営交通事業経営計画2023を策定し、駅全体の内装仕上げなどを改修する駅リニューアル事業や名城線・名港線の可動式ホーム柵整備後から行う、ホームと車両の段差・隙間対策の事業などを予定しておりますが、 これらの事業では、ホーム床の改修を行うことから、列車の乗車口の位置を示すための警告ブロックの配置をガイドラインの敷設例と同じ二列敷設にするよう計画しております。(別図2)    乗車口を示す警告ブロックの配列については、可動式ホーム柵の整備を進めている他の鉄道事業者においても、ガイドラインに合わせた配列としていることから、 名古屋市営地下鉄駅においても、ガイドラインに合わせた整備を進めたいと考えております。   ご利用になる皆様には、地下鉄駅の整備にご理解・ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。 別図1 乗車口の警告ブロックを2列化し、従前の乗車位置を示すブロックを残す 別図2 乗車口の警告ブロックを2列化 本整備につきまして、ご不明な点がございましたら、令和2年6月30日までに、下記の連絡先までご連絡願います。 尚、ご連絡の際は、各団体にてとりまとめた内容をお知らせいただきますよう、ご協力をお願いいたします。 担当部署名 名古屋市交通局電車部駅務課  担当 山田 電話 052-972-3957 ファックス 052-972-3913 メール  ekimu@tbcn.city.nagoya.lg.jp   参考資料 他都市の乗車口の状況として、東京都営浅草線新橋駅・東京メトロ株式会社丸の内線赤坂見附駅・JR横浜線町田駅の乗車口の写真を例示 いずれもバリアフリー整備ガイドラインに合わせて警告ブロックを2列で配列 バリアフリー整備ガイドライン(乗車口の整備例抜粋) ホームドア・可動式ホーム柵の場合の開口部の敷設例 国土交通省調査結果 ・可動式ホーム柵等がある場合の開口部点状ブロックについては被験者全員が必要であるとの回答を得た。  また安全面と開口部の検出容易性のいずれの観点においても開口部点状ブロックの奥行きは60cm が好ましいとの回答を得た。 ・長軸方向線状ブロックについては約 60%の被験者が必要であると回答を得た。  また、長軸方向線状ブロックを敷設する場合の可動式ホーム柵等からの離隔は 60cm が好ましいとの回答を得た。 ・開口部点状ブロックと長軸方向線状ブロックの接合部はすべて点状ブロックを敷設するパターンが好ましいとの回答を得た。 開口部に警告ブロック(点状ブロック)を2列敷設して奥行き60cmを確保した図を例示