就労移行で行っている「1分間スピーチ」について利用者さんに聞いてみました。

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就労移行で行っている「1分間スピーチ」について利用者さんに聞いてみました。

2019年7月1日 第一ワークス・第一デイサービス

職員:1分間スピーチではどんなことをやっていますか?

Aさん:4~5人の参加者が円になり、1人1分ずつ話をします。話す内容はなんでもいいです。話が終わったら、聞いている人はひとつずつ質問をします。

職員:1分間スピーチの特徴を教えてください。

Aさん:話す人は、トーキングスティックを持ちます。

トーキングスティックとは、それを持っている人は話せる、話していい人の目印です。持っていない人は静かに話しを聞きます。質問するときも同じです。挙手をして、トーキングスティックが来たら質問をします。これは人の話を聞く練習になります。

職員:1分間スピーチをしてきた感想を教えてください。

Aさん:60秒で話す難しさがあります。短かったりオーバーしたり。4月当初は1分間話せるか、何を話せばいいかわからず困りましたが、今は部屋の模様替えの話や、駅近ウォーキングの話など、話したいことを話せるようになりました。他の人もいろいろな話をしてくれます。買い物に行った話、家族との話、歴史の話、本の話など、それぞれの話を聞くことでその人の一面が見え、その人のことが少しわかった気がして楽しいです。

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 1分間スピーチは、話してもいいし、話さなくてもいい、参加してもいいし、参加しなくてもいい安心安全な場です。自分の話したいことを自由に話す練習、人の話を聞く練習の場です。遮りなく聞いてもらうこと、聞くことで、互いを尊重し合う体験を積んでいます。