社会生活力プログラムに取り組んで3年 チャレンジデイ/ガールズライフ発表

  1.   >  
  2.   >  社会生活力プログラムに取り組んで3年 チャレンジデイ/ガールズライフ発表

社会生活力プログラムに取り組んで3年 チャレンジデイ/ガールズライフ発表

2019年4月11日 第二ワークス・第二デイサービス

社会生活力プログラムに取り組んで3年     

   「チャレンジデイ/ガールズライフ」のメンバーが今の自分を発表しました

 

発表は

社会生活力プログラムに取り組むメンバーの社会生活力プログラムに取り組んで変わったと感じる

自分たちのことをみんなに聞いてもらいたいとの思いからスタートしました。それぞれの気持ちを

携帯やiPadで文章を書き、手作りの発表ボードを作成し実現しました。

 

 

《Kさん》

2016年から始まった社会生活力プログラムも今年で3年。

私が何故、この社会生活力プログラムに参加しよう

と思ったのは、いろんなことを知りたかったし、

少しずつでも夢や目標に近付けたかったからです。  

3年前の私は、自分から前の作業所をやめ、毎日、

名身連に通うだけでした。毎日、漢字の勉強や工作、自分のやりたい事だけを

やるだけで終わって、あんまり、みんなと話したり、関わらなかったと思います。

 この社会生活力プログラムに参加するようになってからは、自分から話しかけたり、相談したりが出来るようになりました。

この3年、社会生活力プログラムではいろんなことを学び、少しずつ成長してる自分がいます。

昨年(2018年)に社会生活力プログラムで勉強した、「福祉制度」の中の作業所とショートステイ。昨年、地元の作業所に通勤するようになりました。デイサービスの利用者さんも通っているし、家から近いし、送迎もあるから。

入ってみて、仕事は大変だし、周りのみなさんと障害が違い合わなくて、「どうしたらいいか?」と悩みながらでも頑張って仕事しています。やめたくても他に働くところがないから。「将来のため」とそう思って今は自分のペースで頑張っています。

 ショートステイも昨年(2018年)初めて体験しました。何故行こうと思ったか?ヘルパーさんの負担を減らすためと自分自身の自立のためと気分転換のため。毎日、祖母とおじと暮らしていて、2人と性格が合わなくてぶつかるばかり・・・おじは仕事でほとんどいないけど、祖母は毎日、365日家ばかり。「デイでも行けばいいのに…」といつも思うけど、祖母の性格上、これから先も行かない。だったら、こっちから動こうとショートステイを利用始めました。ショートステイを初めて体験してみて、人手不足でバタバタしてるし、呼んでもすぐにきてくれない時もあるけど、24時間、常に誰かがいる安心感があるし、気分転換になる。これから毎月1回は利用しようと思います。

  私には、夢ややりたい事があります。まず、やりたい事はチャレンジデイの個人目標でもある、親以外の人と旅行に行くこと。親と行くと行きたい所ややりたい事があんまり出来ず、制限されるため心から楽しめません。彼氏や友達と自由に旅行に行きたい!それが今の目標です。

夢は、一人暮らしや結婚して自立することです。自分の人生なんだから、好きなように生きたい!その夢に辿り着くまで、どれだけの時間と苦労が必要かわからないけど、自分のペースで一歩一歩前を向いて頑張っていきます。その一歩として、今年から相談員をお願いするようになりました。今までは親がやってくれたけど、自立するためにはいろんな方や制度に頼らなければなりません。相談員をつけることで、少しずつ親離れが出来ると思ったからです。

 

 社会生活力プログラムに参加するといろんなことを知って、やりたいこと・夢が広がります。「障害があるから・・・」って諦めず、まず、自分が出来ることを見つけ、勉強して少しずつ力を付けたいと思います。

 

 

《Eさん》

私は、チャレンジデイをやる前は、自分の思いを相手に伝えることがむずかしく思うように相手に伝えられず思いを胸にしまいがちでした。

今までは、ノートに書いて、見せたりしています。でも、チャレンジデイをやっていくうちに、自分の口で言えるようになったのが私の中で変わったなぁと思います。私は、月に1.2回ヘルパーさんと出かけています。ヘルパーさんにこの日がいいですと迎えの時間も自分でメールで知らせています映画だったら、行く前に時間や場所をネットで調べてます。
ヘルパーさんと出かけてよかったのは、友達がやってるかみふーせん(人形劇)を観に行ったとき、終わって帰るとき、CD売ってる所がお客さんでこんざつしてたのに待っててくれたのがうれしかったです。

 

《Kさん》

①親が歳をとっているので、自分でやらないといけないと気付き行動が広がった。

②昨年から、参加する前はどうだったか、3年経ってチャレンジデイをやってきて、ガールズライフをやってきて、自分の行動がたくさん増えた。自分から、お手伝いは食品の洗い物をしています。自分から、進んで、お風呂洗いをしています。自分の洗濯物をたたんでいます。

③福祉の道具の本を見て、電話をして、相談して、注文できるようになった。父親に車で、高畑の区役所まで寄ってもらって、車から降りて、杖を掴んで、相談の机に座り、タクシー券・バス券の取り替えを頼みに行って、申込みに書きました。

 今日は天気も良く、ヘルパーさんを使って、散歩で足の力を付けたい。第三水曜日に11月にキュリオス名古屋の座席について、空中ブランコ楽しかった。ヘルパーさんと行けた事が楽しかったです。二人で、おしゃべりと買い物に行ける事が楽しかったです。

 

 

Yさん

 社会生活力プログラムを始めて3年目になりました。

始めたいと思うきっかけには、歳を重ねて家族や自分の

体力に変化が出てくる中、将来の事を考える場面が増えてきた事

があります。

始める前は自分の体力低下によってやりたいけど出来ない事が増えてそのジレンマの中に居たくなく、そう感じる前に諦めてしまう事が多くなり活力も失われていく状況にいました。それでも本当にこの状況をなんとかする方法はないのか?

という気持ちがまだ残っていたので社会生活力プログラムという機会をいただき参加して関わってくれる職員さん、一緒に学ぶメンバーと話し、ゆっくり経験を積み重ねました。やれていた頃のような自信が戻るまでには月日が必要でしたが、とりあえずやってみようと気持ちが前向きに変化していき2018年はヘルパーさんと出掛け行動範囲を広げられました!

1つの自信はまた次の活力を生み自分の世界を広げます。社会生活力プログラムを始めて私の世界は確実に広がったと実感してます。

そんな経験を通してお伝えしたい事

物事を諦めてしまう前に自己発信し行動を起こす事の重要さ、やる前から無理だと決めつけず、自分の状況に腐らず、人を待ってなく、とりあえず自分からやってみよう!例え結果出来なかったとしても自分の中で何かが変わるかも。人の可能性はやってみないと分からないものだと経験しました。

支援してくれる側にお伝えしたい事

この人はこれ以上出来ないと直ぐに判断するのでは無く、本人の希望に耳を傾け、可能性を広げられるような根気よい関わり方を持って欲しいし、関わってくれる人によって広がる可能性に差が出ないようなサポートを願います。私はヘルパーさんや沢山の方のサポートによって可能性が広がりました!関わってくれる全ての人に感謝申し上げます。

 

発表は日中活動の時間内にその日利用をされている生活介護生産活動なしの利用者さんの前で行いました。

発表を聞いた利用者さんから「いつも人に助けてもらうことに慣れてしまっているけれどそれではいけないと感じた」「自分にも何か出来るかもしれない頑張ろうと思った」「いい発表を聞くことが出来てよかった、力をもらった」などの感想が聞かれました。

発表を終えたメンバーから発表は緊張をしたけれど、自分達が頑張ってきたことや取り組んで来たことを人に認めてもらえたことや元気や力を人に分ける事ができた、役に立つことができたと思えたことがとても嬉しかった。これからも自分の夢ややりたいことを実現できるように生活していきたいと思うという声と

今年は個々でやりたいことの目標を立てて3ヶ月ごとに現況を報告しあうようなチャレンジデイ/ガールズライフにしようか?と次に向けての話し合いがなされていました。