TEL (052)682-0878
ふりがなをつける第59回を迎えた名古屋市障害者作品展示会は、会場を市民ギャラリー矢田に移して2度目の開催となりました。今回も377点もの出品があり、応募作を全て展示する公募展としては、全国的に見ても大規模で長い歴史を誇ります。様々な作品が展示された会場には、連日たくさんの方たちが訪れました。施設単位で来場される皆さまも増え、コロナ前の活気が戻ってきました。
平成30年度より名古屋市との共催事業の横出しとして、法人独自のサテライト企画を実施してきました。
今年度のサテライト企画は現在NHK-Eテレで放送されている障害のある人のアート活動を紹介した『no art,no life』という番組を製作されているディレクター 伊勢朋矢氏をお招きして番組製作に至った経緯や番組を通して感じたことを福祉やアートの専門家とは違った視点でお話ししていただけるということで、アート活動をされている障害者や利用者を支援している施設職員等約25名の方に参加していただきました。実際に放映された方のバックボーンや伊勢氏が感じたその方のアートに対する想いや感じたことをお話いただき、興味深い内容に参加者皆さんが話しを聞き入り質疑も活発に行われあっという間に時間が過ぎました。
アートへのアクセスのバリアフリーを実現する「バーチャル作品展」も7回目を迎えます。今回も作品展に出品された方のうち、公開に同意いただいた方の作品を、展示した状態でパノラマ撮影して公開しました。マウスなどで操作すると、まるで会場を歩くように作品を見て回ることができ、会場の雰囲気もそのまま味わうことができます。また作品を1点ずつ撮影し、目録から見にいけるギャラリー機能も設けてあります。これにより、好みの作品を高画質でじっくり鑑賞することができます。文化芸術活動を通じて障害のある人の社会参加を推進し、たくさんの方に関心をもっていただけるよう、今後も取り組みを続けます。
作品展サテライト企画は、愛知県共同募金会様と、名身連の賛助会員の皆様の御支援のもと運営しています。
この場を借りて、御礼申し上げます。
社会福祉法人 名古屋市身体障害者福祉連合会